2008/5/6 火曜日

非武装は紛争解決に無力か?

「9条世界会議」での、あるシンポジウムの質疑応答で、

目の前でおきている虐殺をとめるためには、武力介入も必要では? そのような極限状況においては、非武装・非暴力活動は無力だ、

という意見がありました。

その時のパネリスト(非暴力平和隊・日本 大島みどり、 Nonviolent Peaceforce Ramu Mannivanan)の言葉を紹介します。

非暴力防衛(nonviolent defence)は、今起きている暴力には無力かもしれない。 しかし、すべての暴力行為には、そこへ至るまでの過程(プロセス)があり、そこには非暴力でできることがある。 (大島)

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「9条世界会議」から

Filed under: 管理人のつぶやき — admin @ 10:53:03

「平和」「環境」「人権」などの分野で、非武装・非暴力の活動している世界中の団体や活動家が日本に集まりました。 6日(月)は、幕張メッセ国際会議場の12の会場に分かれての分科会でしたが、どの会場も定員オーバーで、床や通路にまで人があふれかえる盛況でした。 1000人もの運営スタッフが、1年以上かけて準備してきたこの世界規模のイベントに、1万人を超える来場者があったことは大きな希望です。 憲法9条を守る力は、いま新しい大きなうねりとなって世界中に広がっていることをまのあたりに感じました。

今まで私たちは「憲法9条を守らなければ」という視点で活動していたように思います。 しかし、この「9条世界会議」で語られていたことは、もっともっとポジティブで建設的なものでした。

それは
憲法9条を「世界にひろめる」(Global Article 9 )

・・・やがて、世界の国々が「非武装・非暴力」を、それぞれの国の憲法にうたう時代がくるように、具体的な情報発信と活動を、世界に向けて行なう、

ということです。

すべては書ききれませんが、昨日のシンポジウムで心にとまったことをいくつか書いておきます。 (more…)

2008/5/5 月曜日

「9条世界会議」に行ってきました

Filed under: 皆様からのご意見 — admin @ 23:25:26

昨日、今日と幕張メッセの9条世界会議(http://whynot9.jp/)に行ってきました!

行こうと思いついたきっかけは、
我が家の家族みたいにしている友人宅でのパーティ。
そこで出会った不思議な人たちとの話から。
放送作家さんやら、NHKディレクターさんやら、
NGO、NPO関係の人たちが集まってたんだけど、
「9条世界会議を成功させよう!」とみんなが言っていたので、
「あら、私もそれ教会の掲示板で見たわ!」と。

思いたったのが当日だったのに、
ありがたいことに、
伸子さん、峯さんから前売り券を譲り受け、
私は、勇んで行きましたよ!!!

日曜日は、7000人規模の会場に10000人が入り、
外には3000人以上の人が入ることが出来ずあふれ出てました。 (more…)

2008/5/4 日曜日

「憲法の日」

Filed under: 皆様からのご意見 — admin @ 17:12:52

今日は、かねて読もうと思っていた山室信一『憲法9条の思想水脈』(朝日新聞社,2007)、司馬遼太郎賞受賞、を図書館で読む。とてもいい。第1章「憲法9条の構成と平和主義憲法の基軸」から始まって、欧州と日本の平和思想の源流を解説、終章では日本国憲法改正草案から新憲法の実現まで、詳細に描き出されている。衆議院法制局出身の研究者らしい手堅い解説である。最後に出てくる新憲法提案時の首相であった幣原喜重郎の将来の世界を見通した見識は、戦後生まれの日本人にもよく考えてほしいと願わずにはいられない。 【小川 哲夫】

2008/4/27 日曜日

4月例会が開催されました。

Filed under: 活動報告 — admin @ 14:27:38

「沖縄戦教科書”不正”検定と「米軍再編」と「九条」 発題: 佐藤厚さん

参加者 28人 (男性13、女性15)
⇒録音(MP3形式)

<配布資料より抜粋>
1.日米両国の「真の狙い」はどこにあるのか?

  • 「米軍再編」とは
  • 日本への影響は?
  • 米軍の指揮命令下に入る自衛隊
  • アメリカがなぜ憲法9条を変えるように圧力をかけるのか?
  • なぜ、沖縄戦「集団自決」検定に文部科学省が介入するのか?
  • アメリカを防御するための「弾道ミサイル防衛」は憲法違反

2.「戦争をする日本」をつくろうとしている人々

3.沖縄戦教科書検定で文科省が行った「不正」

4.次の教科書検定の攻撃目標-「南京大虐殺」の抹消

5.「新学習指導要綱」による「自由弾圧」

6.では、私たちは、今どうすれば良いか?

2008/4/18 金曜日

自衛隊イラク派遣は「違憲」-名古屋高裁判決

Filed under: 皆様からのご意見 — admin @ 12:59:24

イラクへの自衛隊派遣は違憲だとして、市民団体などが国に派遣差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であった。青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は原告の請求を却下するなどした1審・名古屋地裁判決を支持し、控訴を棄却したが、「航空自衛隊による多国籍軍の空輸活動は憲法9条に違反している」との判断を示した。

 全国で行われている同種の訴訟で空自の活動の一部を違憲と認定したのは初めて。原告団は「控訴は棄却されたが、違憲の司法判断が示された」として上告しない方針で、勝訴した国は上告できないため判決が確定する。

(毎日新聞より引用 2008年4月17日)

この名古屋高裁の判決は私たちにとっても大変心強いものでした。イラクへの自衛隊派遣は憲法違反だとして市民団体などが国を訴えていた訴訟の控訴審判決です。私も、これを高く評価したいと思います。 (more…)

2008/3/30 日曜日

3月例会が開催されました

Filed under: 活動報告 — susumu @ 13:09:33

沖縄返還前の70年代から、歴史調査・地域福祉の研究のため、繰り返し沖縄を訪問されている”恩納 ムザン”氏に、 
「憲法と沖縄」 -誇り高き文化のシマに平和を- 
と題してお話をしていただきました。

参加者 31人 (男性13、女性18)
録音(MP3形式)

レジュメ

誇り高き文化のシマに平和を・III

I.沖縄戦と米軍基地
(1)軍隊は、最大の「暴力装置」

  • 軍隊は住民を守らない=強制集団死・虐殺
  • 「天皇制帝國主義国家」の人間蔑視=「捨て石作戦」

(2)米軍基地は「世界的覇権主義」の総合基地 ―― 米軍再編と日本(=沖縄県など)

  • 土地強奪・基地災害・婦女子暴行
  • 「シマ文化」に根をおろす、しなやかな抵抗
  • 無知・誤解・曲解と偏見をこえて ――

結論: 平和と独立の民族的な総抵抗

II. 教科書検定問題
大阪地裁判決: (大江健三郎氏と岩波書店裁判) ――真実は勝つ

【参照資料】

  • 大江 健三郎 「『人間をおとしめる』とはどういうことか――沖縄『集団自殺』裁判に証言して」『すばる・2月号』収録
  • 大江 健三郎著『沖縄ノート』(岩波新書・青版)「このような日本人でないところの日本人へと」自分を変えることを自分に課す。
  • 金城 重明著「『集団自決』を心に刻んで」(高文研)
  • 中村 政則「沖縄戦とオーラルヒストリー」『世界・4月号』収録
  • 安仁屋 政昭「沖縄戦を記録する」『歴史評論・3月号』収録
  • 曽野 綾子著『ある神話の背景――沖縄・渡嘉敷島の集団自決』(新潮文庫)『生贄の島』

【失われた人命】

    沖縄戦戦没者総数 20万0656人 (沖縄県援護課まとめ、確定不可能)
    日本側戦没者 18万8136人
  • 県外出身日本兵 6万5908人
  • 沖縄県出身軍人・軍属 2万8228人
  • 戦闘(協力)参加者 5万5246人
  • 一般参加者(推定) 3万8754人
  • (マラリヤ死・餓死・強制”自殺者”・海歿者は不明)

    米軍戦死者 1万2520人
    朝鮮人死亡者数は不明

2008/2/24 日曜日

2008年2月24日 定例会

Filed under: 活動報告 — susumu @ 15:10:45

24日の定例会は、発題担当の小川さんが体調を崩し欠席されたため、集まった有志で話合いをしました。 
参加者 11人 (男性6、女性5)

出席者が少なかったため、会議室Aで開催した関係で、録音がうまく取れませんでした。(テープはとったのですがマイクの感度が悪く、聞き取りにくい記録になってしまいましたのでホームページへの音声ファイルの掲載は見合わせます。)

  • 沖縄戦と歴史認識に関する書籍の寄贈と紹介がありました。
  • 年会費500円を徴収する事を検討している旨報告がありました。

定例会の予告

3月定例会
日時: 3月30日(第5日曜日) 11:50〜13:00
発題: 「憲法と沖縄」 ”恩納 ムザン”氏 (事務局注:個人名の公開につきご本人の確認を頂いていないので、当面ペンネームで表記させていただきます)

4月定例会
日時: 4月27日(第4日曜日) 13:00〜14:00
発題: 「教科書検定と教育基本法の『改正』」(仮) 佐藤厚さん

2008年2月24日 定例会 発題資料

Filed under: 活動報告 — susumu @ 14:22:35

2008年2月24日(日)に予定されていた小川さんのレジュメです。

東アジア150年の歴史と将来展望

小川哲夫

1.はじめに
「つなぎ」の発題:敗戦時12歳の少年の眼で考えたこと
  朝日紙の連載記事(07/5月〜)を参考にして
  東アジアの近現代史(日本を中心に)と「近代」の超克という問題

2.[過去]
(第1の開国):うまくやった日本の対応(?)
  明治維新(1968)は、欧米列強による外圧を憂えた下級武士たちによる政治革命であった。幕末時における尊王攘夷運動に影響されて、明治新政府は日本帝国・天皇中心の富国強兵路線をとることになった
 (帝国憲法:1889、教育勅語:1890)。
・ 隣国に対する膨張・侵略政策
鎖国主義をとっていた朝鮮国に対して、不平等な修好条約(1875)
琉球国を日本統治下におく(1879)。
朝鮮における甲申事変:金玉均の革命の失敗(1884)
日清戦争と遼東半島・台湾・ほう湖島の割譲・賠償金取得(1894‐95)
ロシアなどの三国干渉
義和団の反乱:北清事変(1900)
朝鮮支配問題をめぐって日露戦争(1904‐05)
ポーツマス講和会議:日本は韓国での優越権・南満州における利権・旅順・大連の租借権・南樺太の領土を取得
日本、韓国を併合し植民地とする(1910)。
日本、対華21カ条の要求 (more…)

2008/2/22 金曜日

海上自衛隊のイージス艦が漁船と衝突

Filed under: 管理人のつぶやき — susumu @ 19:56:38

2月19日の早朝、千葉県房総半島沖で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が、民間の漁船「清徳丸」に衝突し、清徳丸は船体が二つに折れて沈没、漁師の父子が行方不明になるという事故が起きました。

その後の報道で、自衛隊のあまりのお粗末さが次々に明らかになってきています。

  • 衝突の12分も前に清徳丸の灯火を視認していた
  • レーダーにも船影が映っていたのに何の対策も取っていなかった
  • 当直の交代で何も引き継がれていなかった
  • 衝突の寸前まで自動操舵を続けていた
  • 事故を起こした後の報告が規定通りになされていなかった
  • 事故後に適切な救出活動をおこなっていなかった
  • けが人の搬送と偽って事情聴取のための幹部をヘリで搬送していた

などなど。

そもそも、衝突した清徳丸の他に、何隻もの漁船が直前を横切り、あるいは回避操作を行って「あたご」の周辺を通り過ぎているのです。 気づかないわけがありません。 いや、気づいていたのです。 「うすらぼんやりと」気づいていて、何の行動も取らなかったのです。 これらの事からはっきりわかることがあります。

このイージス艦は、”有事”の際にも役に立たないでしょう。

どんなに高性能のレーダーを装備していたって、 (more…)

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